五十肩は原因不明の疾患で、正式には肩関節周囲炎といいます。
急に肩が挙がらなくなるのではなく、肩の軽い痛みやだるさが徐々にひどくなるケースが多い五十肩。
その原因は肩甲下筋や腱板筋群といった肩を「支える」「動かす」筋肉のバランス異常です。
進行するにつれて肩関節の軟部繊維が固くなります。
肩というのは筋肉のみで支えられ、どの動きに対しても多数の筋肉が繊細にバランスをとって動かすため一つの筋肉が異常を起こすと他の筋肉まで影響します。
また、五十肩は3段階の特徴に分けることができます。
・急性期
五十肩になってから2~3週間で痛みが一番強い時期です。夜間痛といって夜になるとうずくような痛みが肩に出ます。
・慢性期
肩の痛みや夜間痛が徐々に落ち着くが、肩の可動域は狭いままです。個人差はありますが痛くなってから6か月までの状態です。
・回復期
肩の痛みや可動域がどんどん改善していきます。